歴代ホンダ フィット完全年表
初代GDから現行GRまで25年の軌跡を徹底解説

歴代ホンダ フィット完全年表
初代GDから現行GRまで25年の軌跡を徹底解説
2001年の初代誕生から2026年7月のマイナーチェンジまで、ホンダの主力コンパクトカー「フィット」が歩んできた4世代・約25年の歴史を、発売日・型式・特別仕様車・販売実績まで漏れなく年表形式で整理しました。次期5代目の最新動向もあわせて解説します。
01.ホンダ フィットとは|25年の歴史をひと目で
ホンダ・フィットは2001年6月にデビューしたコンパクトカーで、燃料タンクを座席下に配置する「センタータンクレイアウト」による広い室内空間と多彩なシートアレンジで、発売初年から国内販売台数トップクラスの人気を獲得しました。以来、約6〜7年サイクルでフルモデルチェンジを重ね、2026年7月時点で4代目(GR系)がマイナーチェンジを経て販売中です。海外では主に「Honda Jazz(ホンダ・ジャズ)」の名称で販売されている点も特徴です。
本記事では、初代GD系・2代目GE系・3代目GK系・4代目GR系の発売日や型式、マイナーチェンジ・特別仕様車の情報、販売実績を時系列で整理し、2026年7月10日に実施された最新のマイナーチェンジ内容、さらに噂段階にある次期5代目の情報までを網羅しています。
02.歴代フィット早見年表【全世代比較】
| 世代 | 型式 | 販売期間 | キャッチフレーズ | パワートレイン |
|---|---|---|---|---|
| 初代 | GD1〜GD4 ほか | 2001年6月〜2007年10月 | 思い立ったが吉日生活 | 1.3L/1.5L ガソリン |
| 2代目 | GE6〜GE9/GP1(HV) | 2007年10月〜2013年9月 | 進化とは、フィットすること。 | 1.3L/1.5L ガソリン、IMAハイブリッド |
| 3代目 | GK3〜GK6/GP5・GP6(HV) | 2013年9月〜2020年2月 | すべての車が、ひとつの車に。 | 1.3L/1.5L ガソリン、SPORT HYBRID i-DCD |
| 4代目 | GR1〜GR3/GR5〜GR8(HV)ほか | 2020年2月〜現行 | Human! FIT! | 1.3L→1.5L ガソリン、e:HEV(2モーター) |
※型式はグレード・駆動方式により細分化されます。年式・価格は発売当時のものです。
「思い立ったが吉日生活」でコンパクトカー市場に革命
初代フィットは、燃料タンクをフロントシート下に配置する「センタータンクレイアウト」を採用し、広大な室内空間と「マルチプレイシート」による柔軟な荷室アレンジを実現。発売直後から爆発的な人気を集め、コンパクトカーの概念を変えたモデルとして知られています。2001年の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。
- 主要型式
- GD1/GD2/GD3/GD4
- エンジン
- 1.3L/1.5L 直列4気筒
- 累計販売
- 世界200万台(2007年6月時点)
- 受賞歴
- 2001年 日本カー・オブ・ザ・イヤー
沿革タイムライン
- 2001年6月初代フィット発売開始(4WD車は7月31日発売)。
- 2001年12月発売半年で累計販売10万台を達成。
- 2002年7月累計20万台を達成。同年、国内新車販売台数で33年間首位だったカローラを抜き年間1位に。
- 2002年9月1.5Lエンジン搭載グレード「1.5T」を追加。
- 2004年6月マイナーモデルチェンジ、グレード体系を刷新。
- 2005年12月マイナーモデルチェンジ「Big performance」を掲げ内外装を一部変更。
- 2007年6月世界累計販売台数200万台を達成。
- 2007年9〜10月生産終了・販売終了、2代目GE系へバトンタッチ。
「進化とは、フィットすること。」-初のハイブリッド設定
2代目はセンタータンクレイアウトを継承しつつ、走行安定性と燃費性能を強化。2010年のマイナーチェンジでは「フィットハイブリッド」を初めて設定し、環境性能を大幅に引き上げました。スポーツグレード「RS」には同クラス国産車として初の6速MTを搭載するなど、走りの面でも存在感を示しました。
- 主要型式
- GE6/GE7/GE8/GE9、HVはGP1
- エンジン
- 1.3L/1.5L+IMAハイブリッド
- 累計販売
- 150万台(2010年9月時点)
- 販売実績
- 2008・2009年 国内年間販売台数1位
沿革タイムライン
- 2007年10月2代目フィット発売。2007年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
- 2007年11月〜2008年9月国内乗用車販売台数で11か月連続首位を記録。
- 2008年6月特別仕様車「ハイウェイ エディション」発売。
- 2009年5月特別仕様車「スマートスタイル エディション」発売。
- 2010年10月マイナーモデルチェンジ。フィットハイブリッド初設定、RSに6速MTを採用。
- 2010年9月累計販売150万台を達成。
- 2011年8〜10月発売10周年を記念した特別仕様車を複数設定。
- 2013年8〜9月生産終了・販売終了、3代目GK系へ移行。
「すべての車が、ひとつの車に。」-EARTH DREAMS TECHNOLOGY世代
3代目はホンダの新世代パワートレイン群「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」を全面採用し、燃費性能と走行性能を両立。2017年のマイナーチェンジでは先進運転支援システム「Honda SENSING」を標準搭載し、安全性能が大きく前進しました。デザイン面でもインラインLEDヘッドランプを採用するなど、質感が引き上げられた世代です。
- 主要型式
- GK3〜GK6、HVはGP5・GP6
- エンジン
- 1.3L/1.5L+SPORT HYBRID i-DCD
- 安全装備
- 2017年よりHonda SENSING標準化
- 特徴
- EARTH DREAMS TECHNOLOGY全面採用
沿革タイムライン
- 2013年9月3代目フィット発売。「フィットハイブリッド」はSPORT HYBRID i-DCDに刷新。
- 2014年10月一部改良を実施。
- 2015年9月一部改良を実施。
- 2015年12月特別仕様車「コンフォート エディション」発売。
- 2016年9月特別仕様車「ファイン エディション」発売。
- 2017年6月マイナーモデルチェンジ。Honda SENSINGを採用し、インラインLEDヘッドランプを新設定。
- 2018年5月特別仕様車「コンフォート エディション」を新規設定。
- 2020年1〜2月生産終了・販売終了、4代目GR系へ移行。
「Human! FIT!」-e:HEVで刷新された現行モデル
現行4代目は「原点回帰」をテーマにデザインと走行性能を刷新。ハイブリッドは新開発の2モーター方式「e:HEV」を採用し、街乗りでの静粛性と燃費性能を大幅に向上させました。グレード体系もBASIC・HOME・NESS・CROSSTAR・LUXE(発売当初)へ刷新され、ライフスタイルに合わせて選べる構成となりました。2022年10月のマイナーチェンジではガソリンエンジンを1.5L化し、スポーツグレード「RS」が復活しています。
- 主要型式
- GR1〜GR3、HVはGR5〜GR8ほか
- エンジン
- 1.3L→1.5L ガソリン/1.5L e:HEV
- 安全装備
- Honda SENSING全車標準
- 現行グレード
- X/Z/RS/CROSSTAR(2026年7月改良後)
沿革タイムライン
- 2020年2月4代目フィット発売。グレードをBASIC・HOME・NESS・CROSSTAR・LUXEに刷新し、e:HEVを新搭載。
- 2021年6月一部改良。特別仕様車「Casa」「Maison」を追加、Modulo Xコンプリートカー(e:HEV)を設定。
- 2022年10月マイナーモデルチェンジ。ガソリン車を1.5L(L15Z型)に変更、e:HEVのモーター出力を向上、スポーツグレード「RS」が復活。
- 2023年12月特別仕様車「BLACK STYLE」を発売。
- 2024年8〜9月一部改良を実施。
- 2026年7月10日【最新】グレード体系を「X/Z/RS/CROSSTAR」の4タイプに再編するマイナーチェンジを実施。Zにスポーティな外装や本革巻きステアリング・シートヒーターを標準化し、RSは専用ブラックグリルとレッドステッチシートで質感を強化。
2026年7月マイナーチェンジ グレード別価格帯(消費税込・目安)
| グレード | パワートレイン | 価格帯(目安) |
|---|---|---|
| X | 1.5L ガソリン | 1,806,200円〜 |
| Z | 1.5L e:HEV | 2,499,200円〜 |
| RS | 1.5L e:HEV(FF限定) | 2,899,600円 |
| CROSSTAR | ガソリン/e:HEV | Zベースの価格設定 |
※価格は2026年7月時点の発表情報に基づく目安です。実際の購入時は正規販売店の最新情報をご確認ください。
03.次期5代目フィットの噂・予想
5代目フィットは2026年秋〜2027年登場との報道も
各種自動車メディアでは、次期5代目フィットのフルモデルチェンジが2026年秋以降、あるいは2027年になるとの予測が報じられています。現行GR系が2026年7月に「グレード集約」型の大幅改良を実施したことから、これをモデル末期のサインと見る向きもあります。噂段階の情報として、車体拡大による室内空間の拡張、次世代e:HEVの搭載、コネクテッド機能やデジタルコックピットの強化などが取り沙汰されていますが、いずれも2026年7月時点でホンダから正式発表されたものではありません。
最新の公式発表情報は、随時本記事を更新してお伝えします。次期型の詳細が判明次第、正式な発表情報を優先してご確認ください。
04.25年間で見えるフィットの進化ポイント
初代から現行モデルまでを振り返ると、フィットの進化には一貫したテーマが見えてきます。
- 室内空間の思想は不変:センタータンクレイアウトによる広い室内・多彩なシートアレンジは初代から現行まで一貫して受け継がれています。
- 環境性能の進化:IMA(2代目)→SPORT HYBRID i-DCD(3代目)→e:HEV(4代目)と、ハイブリッドシステムは世代ごとに刷新されています。
- 安全性能の底上げ:3代目のマイナーチェンジ以降、先進運転支援システムHonda SENSINGが標準化され、現行モデルにも継承されています。
- グレード戦略の変化:4代目ではライフスタイル提案型のグレード名(HOME・NESS・CROSSTARなど)を採用し、2026年の改良でシンプルな体系に整理されました。
