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新型プリウス徹底解析|今買うならどのグレード?中古車相場もあわせてチェック

2026.7.9  ブログ  , , , , , , , , ,

新型トヨタ・プリウス(60系)の外観フロントビュー
プリウス 60系(5代目 HEV)2023|画像提供:トヨタ自動車株式会社

2023年1月に5代目(60系)としてフルモデルチェンジしたトヨタ・プリウス。スタイリッシュな外観と質感の高い内装で注目を集め、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、単なる「燃費の良い実用車」から「選びたくなる電動車」へとキャラクターを広げました。

そして2026年7月1日、発売から3年半を経て2度目となる一部改良が実施され、装備の底上げと価格改定が行われています。本記事では、最新のグレード構成・価格から、目的別のおすすめグレード、中古車市場の相場動向までを一気に整理します。

この記事でわかること

  • 新型プリウス(60系)のグレード構成と最新価格
  • 用途別に見た「今買うならどれ?」のおすすめグレード
  • 60系プリウスの中古車相場と値落ちの傾向
  • 新車と中古、どちらを選ぶべきかの判断軸
  • 純正カスタマイズパーツ「モデリスタ」「GR PARTS」の違いと選び方

1. 新型プリウス(60系)のラインナップ概要

新型プリウス Gグレード(HEV・2WD)外観
G(HEV・2WD)|画像提供:トヨタ自動車株式会社

現行60系プリウスは、パワートレインごとに大きく3タイプに分かれます。

  • 1.8Lハイブリッド(X/U):燃費重視の実用グレード。Uはトヨタのサブスクサービス「KINTO」専用設定
  • 2.0Lハイブリッド(G/Z):走行性能と装備のバランス型。プリウスの主力グレード
  • 2.0L PHEV(G/Z):EV走行距離87km(WLTC)を確保した、プリウス最高峰の動力性能モデル

2026年7月の改良では、全車に衝撃感知ドアロック解除システム付きの車速感応オートパワードアロックが標準装備となったほか、ハイブリッド「Z」グレードにPHEV譲りのアダプティブハイビームシステムが新設定されました。また4WD(E-Four)モデルには積雪路向けの「SNOW EXTRA」モードが加わっています。ボディカラーは定番の黒系が「アティチュードブラックマイカ」から新色「ニュートラルブラック」へ切り替わりました。

2. グレード別価格一覧(2026年7月改良モデル)

グレード駆動方式メーカー希望小売価格(税込)
HEV X(1.8L)FF279万6,200円
HEV X(1.8L)E-Four(4WD)304万9,200円
HEV G(2.0L)FF332万4,200円
HEV G(2.0L)E-Four(4WD)357万7,200円
HEV Z(2.0L)FF399万8,500円
HEV Z(2.0L)E-Four(4WD)425万1,500円
PHEV G(2.0L)FF388万4,100円
PHEV Z(2.0L)FF464万5,300円

改良に伴い全グレードで価格が上昇していますが、エントリーの「X」は+2万6,400円程度に抑えられた一方、装備が充実した「Z」の4WDモデルでは+18万800円と、上位グレードほど値上げ幅が大きくなっているのが特徴です。

なお「U」グレードはKINTO専用のためカタログ上の現金販売価格は設定されておらず、月額定額制でのみ利用できます。


3. 今買うならどのグレード? 目的別のおすすめ

コスパ重視・実用性重視なら「X」

新型プリウス X・Uグレード用17インチアルミホイール
専用アルミホイール:195/60R17タイヤ&17×6.5Jアルミホイール|画像提供:トヨタ自動車株式会社

1.8Lエンジンを積む最量販グレード。19インチではなく17インチホイールを採用するため、タイヤ交換コストも抑えられ、維持費面でも有利です。装備はシンプルながら価格が手頃で、後述する中古車市場でもリセールバリューが最も安定しているグレードのひとつとされています。「プリウスらしい低燃費と扱いやすさ」を求める人に向いています。

バランス重視なら「G」

2.0Lエンジンで走行性能を確保しつつ、19インチアルミホイール、ブラインドスポットモニター、パーキングサポートブレーキ(前後)など装備も十分に充実。「上を見ればキリがないが、必要なものは揃っている」という装備内容から、多くのユーザーにとって満足度の高い選択肢になりやすいグレードです。

装備・上質さを求めるなら「Z」

新型プリウス Zグレード 12.3インチディスプレイオーディオ
12.3インチディスプレイオーディオ(Zグレード標準装備)|画像提供:トヨタ自動車株式会社

最上級グレード。合成皮革シート、8ウェイパワーシート、12.3インチディスプレイオーディオ、パノラミックビューモニターなどを標準装備し、2026年7月の改良ではアダプティブハイビームも追加されました。中古車市場では最も流通量が多いグレードでもあり、装備充実度と将来の売却時の見つけやすさ(=需要の高さ)のバランスに優れます。

EV走行や高い動力性能を求めるなら「PHEV」

自宅充電を活かして普段の移動の多くをEVでまかないたい人、あるいはガソリン車並みの動力性能や上質な走行フィールを求める人向け。ただし流通台数が少なくプレミア価格になりやすいため、新車での注文か、根気強い中古車探しが必要になります。


4. 中古車相場(60系プリウス)

新型プリウス(60系)グレード別残価率の目安(3年落ち) 0% 25% 50% 75% 100% 78% X(1.8L HV) 79% G(2.0L HV) 81% Z(2.0L HV) ※業者オークション実勢データ(2026年3月末時点)をもとにした目安値。Gグレードは推定値 60系プリウスはグレード間の残価率の差が小さく、いずれも高水準で推移(Xグレードは特にリセールが安定)

発売から3年以上が経過し、中古車市場にも60系プリウスの流通量が増えてきました。ここでは業者オークションの実勢データなどをもとにした傾向を紹介します。

価格帯の目安

中古車検索サイトの掲載データでは、60系プリウスの支払総額はおおむね248万円〜800万円程度と幅広く分布しています。年式の古い個体(登録から間もない初期モデル)でも248万円程度からとなっており、発売から3年以上経った現在でも下値がしっかりしているのが特徴です。

グレード別の傾向

  • X(1.8L):残価率が高く、3年落ちでも新車価格の7〜8割程度を維持するとされ、リセールの面で最も安定した評価を得ています。
  • Z(2.0L):中古車市場で最も物件数が多いグレード。上級装備目当ての需要は根強いものの、流通量の多さからやや値下がりしやすい傾向も見られます。それでも高い残価率を維持しています。
  • G(2.0L):ZとXの中間的な位置づけで、装備と価格のバランスを求める層に安定した需要があります。
  • PHEV(G/Z):流通量が少なく、プレミア価格が付きやすい状況です。

相場が崩れにくい理由

60系プリウスのリセールが安定している大きな要因は、国内需要だけでなくパキスタンやケニア、ニュージーランドといった海外への輸出需要が下支えしていることにあります。発売から時間が経ち「プレミア価格」の段階は終わったものの、グローバルでの人気の高さから急激な値崩れは起きにくい状況が続いています。

中古で買う際の注意点

現行60系プリウスの場合、中古車価格が新車価格とほぼ同水準になっているケースが多く、「型式の古い個体を安く」という狙いが通用しにくいのが実情です。走行距離が5万kmを超えていても値落ち幅が小さく、割安感を感じにくい点には注意が必要です。そのため、60系を中古で検討するなら「新車に近い金額を払ってでも、納期を待たずにすぐ乗りたい」というニーズに合致するかどうかが判断のポイントになります。

一方、価格を抑えたいのであれば、先代にあたる4代目(50系)やそれ以前のモデルも選択肢に入ります。中古車流通量が豊富で、価格もこなれているため、初期費用を抑えたい人には有力な候補です。


5. 新車と中古、どちらを選ぶべきか

  • 納期を気にせずすぐに欲しい/最新装備が欲しい → 新車(Z or G)がおすすめ。2026年7月改良でアダプティブハイビームやSNOW EXTRAなど装備が底上げされているため、型落ちにこだわらないなら最新モデルにメリットがあります。
  • 予算を抑えつつ60系のデザイン・性能が欲しい → 中古のX・Gグレードを狙う。ただし価格差が小さい点は要考慮。
  • とにかく初期費用を抑えたい → 50系以前の中古車も視野に入れる。
  • 将来の売却時の値落ちを最小限にしたい → Xグレード、もしくは人気色(ホワイトパール・ブラック系)を選ぶと有利。

6. 純正カスタマイズ「モデリスタ」「GR PARTS」で個性をプラス

60系プリウスには、トヨタ純正のカスタマイズブランドとして「モデリスタ(MODELLISTA)」と「GR PARTS」が用意されています。同じ純正カスタムでも方向性が異なるため、好みに合わせて選ぶのがポイントです。

モデリスタ:上質・華やかなドレスアップ志向

モデリスタは、見た目の上質感や華やかさを高めるスタイリング志向のカスタマイズブランドです。60系プリウス用には主に3つのスタイルが設定されています。

  • NEO ADVANCE STYLE:フロントスポイラー・サイドスカート・サイドガーニッシュ・リアスカート・マフラーエクステンションの4〜5点セット。LEDを効かせた先進的で華やかな外観が特徴で、オプションの「シグネチャーイルミ」を組み合わせるとより近未来的な印象になります。
  • ELEGANT ICE STYLE:フロントスポイラー・サイドスカート・リアスカート・マフラーエクステンションの3点セット。メッキガーニッシュを効かせた、派手すぎず上質な仕上がりが魅力です。
  • COOL SHINE KIT:ヘッドライトガーニッシュ・サイドドアガーニッシュ・ドアハンドルガーニッシュのセット。エアロパーツより手軽に、人目につく部分にワンポイントの輝きを加えられます。

価格帯は塗装の有無によって変動しますが、エアロ3点セットで税込20万円前後、COOL SHINE KITのようなガーニッシュ系セットで税込8万円前後が目安です。モデリスタパーツの保証は、取り付け日から1年間かつ走行距離2万kmまでとなっています。

GR PARTS:走行性能・機能美を追求したスポーツ志向

GR PARTSは、モータースポーツで培った技術を反映し、「空力のコントロール」や「ボディ剛性の強化」など機能面を重視したブランドです。主なラインナップは以下の通りです。

  • GRフロントスポイラー:車両下面へ空気を取り込みつつ、両脇を張り出させる造形でダウンフォースを発生させる設計
  • GRテールゲートスポイラー:車両上面を流れる風をキックアップさせ、リア側のダウンフォース性能を高める形状
  • GRスポーツサイドバイザー:外気の再侵入を抑える形状で車内の換気性能を向上させつつ、走行安定性やステアリング応答性にも寄与
  • GR「パフォーマンスダンパー」セット/GRドアスタビライザー:ボディの微振動を抑え、乗り心地や操縦安定性の向上を狙うパーツ

これらをまとめた「GRパフォーマンスパッケージ」も用意されており、価格は税込26万円前後です。単品ではGRフロントスポイラーが税込6万円前後、GRテールゲートスポイラーが税込4万円前後、GRスポーツサイドバイザーが税込2.7万円前後が目安となります。GR PARTSの保証は商品により異なり、トヨタ取り扱い分は3年6万km、一部は1年2万kmとなっています。

モデリスタとGR PARTS、どちらを選ぶべき?

「上質さ・華やかさで差をつけたい」ならモデリスタ、「走行性能や剛性感、機能美を重視したい」ならGR PARTSが選びやすい基準になります。なお、モデリスタとGR PARTSは原則として組み合わせて装着できない点に注意が必要です(一部パーツのみ組み合わせ可能な場合があるため、詳細はモデリスタコールセンターまたはTRDコールセンターへの確認をおすすめします)。また、エアロパーツ装着によって最低地上高が下がるため、積雪地域や段差の多い環境での使用には注意しましょう。


よくある質問(FAQ)

Q. 新型プリウスはどのグレードが一番人気ですか?

A. 装備のバランスが良い「G」と、上級装備がそろう「Z」が中古車市場でも流通量が多く、人気の中心です。予算を抑えたい方には「X」も根強い支持があります。

Q. 60系プリウスの中古車は安く買えますか?

A. 発売からまだ日が浅く、中古車価格が新車価格とほぼ同水準になっているケースが多いため、大幅に安く買うのは難しいのが実情です。価格を抑えたい場合は50系以前のモデルも検討候補になります。

Q. プリウスを売るならいつがベストですか?

A. ハイブリッド車は3年目の車検前後が比較的コスパの良い乗り換えタイミングとされています。PHEVはCEV補助金の返還条件があるため、4年以上保有してから手放すのが安心です。


まとめ

新型プリウス(60系)は2026年7月の改良で安全装備・快適装備がさらに充実し、価格は279万6,200円〜464万5,300円というレンジになりました。コスパ重視なら「X」、バランス重視なら「G」、装備充実を求めるなら「Z」、EV性能を求めるなら「PHEV」というように、用途に応じた選び方がしやすいラインナップです。

中古車市場では流通量が増えてきたとはいえ、新車価格との差が小さいのが60系の特徴。予算と納期、どちらを優先するかを軸に、新車・中古の両方を比較しながら検討するのがおすすめです。

気になる方は、在庫をチェック

※価格・スペック・相場は記事作成時点の情報です。最新情報は必ずトヨタ公式サイトやディーラー、中古車販売店でご確認ください。